デッキ:シルヴァディGX、マッシブーンGX(ウィンターバトル用)
「ウルトラフォース」発売後のウィンターバトルをともに駆け抜けたシルヴァディGX、マッシブーンGXデッキを紹介します。

以前スタンダードで組んでいたシルヴァディGX、マッシブーンGXをベースに、ネクロズマあかつきのつばさGX、非GXのマッシブーン、ビーストリングといった新カードを加えたもので、ゾロアークGX軸のデッキに強く出ることができ、21戦して17勝(グズマ4枚!)と、私がこれまでに組んだデッキの中では破格の戦績をもたらしてくれました。


◆シルヴァディGX、マッシブーンGX(ウィンターバトル用)

ポケモン 13

2 シルヴァディGX
3 タイプ:ヌル
3 マッシブーンGX
2 マッシブーン
1 ネクロズマあかつきのつばさGX
2 カプ・テテフGX

サポート 15

4 シロナ
2 リーリエ
2 マーマネ
2 ククイ博士
4 グズマ
1 ポケモンだいすきクラブ

グッズ 16

4 ハイパーボール
1 ネストボール
3 ビーストリング
2 こだわりハチマキ
2 学習装置
1 フィールドブロアー
1 ファイヤーメモリ
1 エレクトロメモリ
1 サイキックメモリ

スタジアム 2

2 ウルトラスペース

エネルギー 14

9 基本闘エネルギー
1 ビーストエネルギープリズムスター
4 ダブル無色エネルギー


<採用理由など>

2 シルヴァディGX
3 タイプ:ヌル


司令塔。特性「ジャイロユニット」でバトル場のポケモンを逃がすことにより、グズマで任意のポケモンどうしを相対させることができます。メモリを貼ってターボドライブで弱点を突いて急襲するほか、中盤から終盤にかけてはHPが高い2進化ポケモンをGXワザで倒すことも多かったです。2体同時に立てるほどスペースに余裕はないので、3-2での採用です。

3 マッシブーンGX

切り込み隊長。スターターとしてセットしたいですが、4枚は多すぎるので3枚に。1体目は相手がよほど出遅れていない限り、1エネでジェットパンチを打ち続け、ベンチにダメージを散らす役回りを演じます。1体目が倒れるまでに2体目(場合によっては3体目も)を出しておき、ビーストリングと手貼りで3エネ体制を作ります。そういう方針なので、GXワザは基本的に打ちませんでした。

2 マッシブーン

強すぎる伏兵。最初のマッシブーンGX(又はカプ・テテフGX)が倒れた後、1エネで120ダメージを出し、サイドを奇数に調整してくれる破格のアタッカーです。HPも130と高く、容易に倒れないので、お相手次第では2ターンから3ターンの間120ダメージを出し続けるとともに、こちらにビーストリングを使う機会を与えてくれます。

また、グズマでゾロアークGXやシルヴァディGXと相対させればワンパンできるのも強みで、そうなると一気に畳みかけることもできます。2番手として必ず使いたいので、サイド落ちを警戒して2枚採用しています。

1 ネクロズマあかつきのつばさGX

隠し球。特性「インベイジョン」でバトル場に出て、シルヴァディGXの特性「ジャイロユニット」で逃がされるのが役割。ナックルインパクトの連打を可能にするとともに、エネルギーが十分でないシルヴァディGXがバトル場に縛られるのを助けることもできます。2枚同時に出すことはなく、スターターにしたいわけでもないので1枚に。

2 カプ・テテフGX

守り神。初手のリーリエ、詰めのグズマorククイ博士など特定のサポートにアクセスする役割を担います。3枚にするとスターターになる確率がマッシブーンGXやタイプ:ヌルと同じになってしまうので2枚にとどめています。学習装置を貼って受け継いだエネルギーでエナジードライブを打てるようにすることもあります。

4 シロナ
2 リーリエ
2 マーマネ


シロナを最大枚数にしているのは、序盤の多すぎるエネルギー・早すぎるビーストリングを山札に返したいため。リーリエは初手にワンダータッチから打ちたいところ、サイド落ちを警戒して2枚採用、マーマネは中盤以降に不要になったメモリ、ネストボール、タイプ:ヌル、ウルトラスペースで召還できる出番のないポケモンなどをトラッシュして山札を圧縮することができるので2枚採用しています。

2 ククイ博士

相手の予想を超える打点で一気に倒すことにより、場に勢いをつけることができる大事なカードです。例えば、こだわりハチマキ+ククイ博士+ターボドライブで170(⇒カプ・テテフGX)、こだわりハチマキ+ククイ博士+ナックルインパクトで210(⇒グソクムシャGX)などが出るほか、先にジェットパンチで30ダメージを乗せておけば、更にいろいろなバリエーションの倒し方を追求することができます。

4 グズマ

インベイジョンとジャイロユニットの駆使を前提に任意のポケモンを相対させて倒し、お相手の理想盤面の形勢を遠ざけるために重要なカード。2進化デッキなら進化途中のポケモン、特性に依拠するデッキならそのシステムポケモン(ジバコイル、クワガノンなど)を優先的に倒すことにより、相手の勢いを削ぐことができます。

途中までは3枚でしたが、序盤から中盤にかけて相手がベンチで育てているメインポケモンを1体倒し、最後にカプ・テテフGXのようなHPの低いポケモンを倒す、ということを考えると4枚あっても腐らないと判断して4枚になりました。4枚にする前はポケモンにレックウザ(ターボストーム)を入れていたのですが、「ターボストームを打つようなゲームは負けゲーム」と割り切って差し替えました。

1 ポケモンだいすきクラブ

初手にこれしかサポートがなければ、マッシブーンGXorタイプ:ヌル&カプ・テテフGXで次ターンのドローにつなげますが、打ちたい優先順位はリーリエの方が上です。中盤から終盤にかけては腐りそうに思われますが、グズマが手札にしっかりと握れていて、シロナで手札をリフレッシュしたくないときに使い、詰めのサポート(グズマ・ククイ博士)をワンダータッチから持ってくるためのカプ・テテフGXを握るカードとして使っています。

4 ハイパーボール

初手のタイプ:ヌル及びワンダータッチからのリーリエのためのカプ・テテフGX、2ターン目以降にはシルヴァディGXを持ってくるのに必要なカード。序盤で使うためには4枚入っていないと心許ないです。

1 ネストボール

2体目のネクロズマあかつきのつばさGX、くらいの感覚ですが、初手ならタイプ:ヌルに使うなど、場面に応じて一番必要なたねポケモンを出すようにしていました。中盤以降はスペースの関係で腐ります。

3 ビーストリング

マッシブーン(非GX)が壁役になっている間に最低でも1枚、できれば2枚使いたいので3枚採用。一度だけ3枚使うことができましたが、さすがに3回目は山札に闘エネルギーが残っていませんでした。3枚入れることにより、序盤でハイパーボールやマーマネのコストにしなければいけない場面で1枚切ることもできます(副産物として、相手が「ビーストリングを切ったな」と思い、油断してくれればなおよい)。

2 こだわりハチマキ
2 学習装置


マッシブーンGXの要求エネルギーが重いにもかかわらず、ピーピーマックスは使えないので、エネルギー供給の助けになればと思って学習装置を2枚採用(アカフチさんのガブルカデッキから着想を得ました)。また、序盤で貼った学習装置のためにお相手がフィールドブロアーを費消してくれれば、その後に貼ったこだわりハチマキは大抵剥がされないという副次的な効果も。

1 フィールドブロアー

こだわりハチマキを逐一落とすことは無理でも、シルヴァディGXのサイキックメモリやファイトメモリなど、剥がさないと一方的にやられてしまうカードを剥がすために1枚。テンガン山はすぐに貼り直されますが、だからといって剥がさないでいいということにはなりません。

1 ファイヤーメモリ
1 エレクトロメモリ
1 サイキックメモリ


秘密兵器。フィールドブロアーで剥がされないよう、攻撃する直前まで貼らないでおきます。ファイヤーメモリはグソクムシャGX、ソルガレオGX、メタグロスGX、ネクロズマたそがれのたてがみGXを相手にするのを楽にしてくれます。エレクトロメモリはホウオウGXとテッカグヤGXをターボドライブでワンパンできるようになります。実際、ホウオウGXはそれなりの頻度で当たるので、かなり役に立ちました。サイキックメモリは超タイプやマッシブーンGX対策にと思いましたが、当たり運もあり、今回の対戦範囲では出番がありませんでした。

2 ウルトラスペース

ウルトラビースト限定ではあるものの、ターンごとにモンスターボール1回表分の効果が得られるスタジアム。テンガン山のように相手有利のスタジアムを貼られっぱなしというわけにもいかないのと、ウルトラビーストを並べることができるので2枚採用。効果は「手札に加えてよい」なので、もうベンチに出す可能性のないウルトラビーストを持ってきてマーマネのコストにしたりもできる上、単に山札の確認に使う(グズマ、ククイ博士、エネルギーなどの枚数チェック)こともできます。

9 基本闘エネルギー

ビーストリングを2回使うとして4枚、切り込み隊長のマッシブーンGXに貼る1枚、2番手のマッシブーンに貼る1枚、シルヴァディGXに貼る1枚、ビーストリングと同時に手貼りして3エネ体制を作る1枚で、サイド落ちも警戒して9枚に。

1 ビーストエネルギープリズムスター

引けたら儲けものというくらいで。体感としては引けるのは3戦に1回くらいでした。ビーストエネルギープリズムスター+こだわりはちまきのジェットパンチでゾロアークGXに180ダメージというのは何かの間違いではないかと思うほど強いです。確実に引くためにはエネくじを投入するという考え方もありそうですが、そこまではしませんでした。

4 ダブル無色エネルギー

マッシブーン系列に貼る選択肢はないので、タイプ:ヌルかカプ・テテフGXに貼ります。4枚全てが場に出ることはほぼないですが、改造ハンマーで割られても早くに復旧できる、シルヴァディGXが倒されてネクロズマあかつきのつばさGXやエネなしマッシブーンGXがバトル場に縛られても逃がすことができる、といった使い方もあるので、最大枚数を採用。


<回し方>

序盤はマッシブーンGXのジェットパンチで攻めていき、お相手のベンチのカプ・テテフGXをはじめとする各ポケモンがナックルインパクト+αの射程に入るようにダメカンを散らしていくのが理想です。その間にベンチでシルヴァディGXを立てて3エネを付けておくとともに、2体目のマッシブーンGXやマッシブーンを用意しておきます(メモリ付でワンパンできる可能性がある場合には、積極的に狙っていきます)。

サイドレースで先行していることも、していないこともありますが、1体目のGXポケモンが倒れたら非GXのマッシブーンの登場です。場合によってはスレッジハンマーだけでサイドを2枚以上取れることもあります。

このときお相手の残りサイドは4枚、マッシブーンが倒されてもまだ3枚なので、何とかデッキを回転させて、ビーストリングを使います。ここで手貼りも含めて3エネマッシブーンを1体用意することができれば、弱点を突かれる相手でない限り、既に用意した3エネシルヴァディGX(GXワザ温存中)とのコンビで勝ちが見えてきます。

マッシブーンが倒れたら後続のシルヴァディGXやマッシブーンGXで詰めていきますが、大体グズマが手札にあるはずなので、積極的に残りHPの低いGXポケモンと相対させて倒していきます。リベリオンGXできれいに倒せるHPの高いポケモンを倒すと、相手の心理的なダメージも大きくなるはずです。


<その他>

このデッキを組むまでに組んできたウィンターバトル用のデッキと決定的に違う点として、レスキュータンカ、ともだちてちょうといったトラッシュを再利用するカードを採用しませんでした。なので、基本闘エネルギーだけはシルヴァディGXのターボドライブでベンチポケモンに付けることができるものの、基本的にはトラッシュしたら終わりです。グズマについては、いつ来るか分からないともだちてちょうで嵩増しするよりも、現物を4枚入れておく方が強いと考えました。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索